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インド旅行記VOL.1

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息子のお休みにふたりでわがパキスタンの隣国インドに行ってまいりました。
急ぎ足でタイトなスケジュールの旅でしたが楽しかったです!
ちょっとばかしをご紹介できればと思います~。

ムンバイ(ボンベイ)に到着
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初めてインドを訪れる日本人はその暑さ、
空港で出迎えるインド人たちの濃い顔々、空気のにおいなどにかなり驚くようですが
そこはパキスタンからやってきた私たち。
もともとインドとパキスタンは同じ国だったのでほとんど驚くことはありません。
暑さは慣れっこですし、眉毛がつながったおじさんを見ても平気。
話し言葉も聞きなれたウルドゥ語とほぼおなじヒンディ語。

ですがやはり
ターバンを巻いたシーク教徒の人たちや
サリーを着ていたりパキスタンと少し違う形のシャルカミ
(インドではパンジャービードレスというらしい)を着ている女性たち
などを見るかなり新鮮でとても興味深く色々と観察してしまいました。

ターバンの色は服とコーディネートされていたり(お洒落!)
サリーを着ている年配の女性のブラウスの丈がかなり短めで
お肉がはちきれんばかりだったり(お腹は冷えないのですか!?心配です!)
若いお嬢さんたちの着るカミーズの丈はパキスタンより長めで
シャルワールではなく脚にフィットした形の(チュリダール)パジャマだったり・・・

ついつい何かにつけパキスタンとインドを比べてしまいます。

予想外だったのはムンバイの国際空港がかなりヒンソーだったことくらいでしょうか・・・
(そのかわり国内線の空港は羽田のようにきれいだったという噂も聞きましたが)


ムンバイに到着したその日は・・・
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到着したちょうどその日はヒンドゥー教のお祭り「ホーリー」の日でした。
春の到来を祝うお祭りで、これはインド3大祭りの中のひとつだそうです。
ここムンバイより北インド、特にマトゥラーというヒンドゥー教の聖地で行われる
ものが盛大だということです。

この日町を歩けば
「ハッピー・ホーリー」
という言葉とともにカラフルな色の粉が
お祭りを楽しむ人たちからふりかかってきます。
町を行く人々は旅行者であれ誰であれ色まみれです。
旅のアクシデントを面白がるふたりはここぞとばかり参戦!
粉や色水を入れる水鉄砲も購入し楽しませていただきました。

後で聞いたのですがパキスタンでもヒンドゥ教徒の人たちの間で
ホーリーのお祭りは行われているらしいので機会があればまた覗いてみたいです~。


翌日は車をチャーターしてもらい市内の観光スポットをまわりました。
(インドの国産車TATAのINDICAにて)
9時間以内ならどこでも連れて行ってくれるってことなので、
そこで主な観光スポット以外に
ムンバイ(ボンベイ)といえばボリウッド!
あまり詳しくはないけれど、スターさんに会えないかなぁ
とドライバーさんに聞いてみると
「シャールク・カーンとアミダ・バッチャンの家なら場所がわかるので
連れていったる!」と言ってくれたので行っちゃいました!
おふたりとも高級住宅街に立派なお住まいがございました。
シャールクさん家なんぞはビーチのまん前。
パキスタンの親戚たちへのみやげ話になるな~とか考えながら・・・

↑の左の建物はヴィクトリア駅。実際は写真一枚では収めることのできない
ほど重厚な建物でした。ちなみに世界遺産なのだとか。


エローラ~アウランガバード~アジャンタ
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ムンバイから夜行バス(A/C付き!)に乗って
翌朝6時ごろ寝ぼけマナコのままバスから放り出されたのがアウランガバード。
エローラ、アジャンタなどの観光をするにはまずここが基点となるようです。
バスターミナル前に待ち構えていたリキシャワラに
わけが判らないままホテルに連れて行かれました。
で、その日はエローラとアウランガバードに、明日はアジャンタに行くことになりました。


エローラには巨大な岩を掘り起こして造られた寺院、いわゆる石窟が
およそ1Kmにわたって連なっています。その数は約34窟。
古いもので7~8世紀のものから仏教、ヒンドゥ教、ジャイナ教の寺院を
そこに見ることができるのですが、とにかくどれも巨大。
当時の技術であってとてつもなく時間と労力がかかったんだろうな~と
人間って時々すんごいことをしでかすもんだ、と感心しきり。

ふたりではりきって全部の石窟をまわったものだから
暑いやら、しんどいやらでのどが渇いても
持っていったミネラルウォーターはすっかりお湯。


今回チャーターした(させられた)タクシーはノンA/C。
(タクシー自体はエアコン付き。なのにONさせてくれない、料金が上がる→母がケチ節約)
次はホテルのあるアウランガバードに移動。
この日はホント暑かったけどがんばって観光を続けました。

アウランガバードとは名前の通りムガル帝国第6代皇帝のアウランゼブの造った町。インド旅行記VOL.1_c0106871_142125100.gif
地名で「○○○○バード」というところはイスラムゆかりの地だそうです。

このインドの旅でムガル帝国にちなんだ場所を度々訪れましたが
他の皇帝たちがもんのすごいお墓(廟)を建ててもらっているのに
この皇帝のお墓は何とも切なくなるほど小さくて質素・・・。
そのほかタージ・マハルをまねて造った「ビービーカマクバラ」もここにあります。
後に本物を見てその違いがどんだけかわかりましたが・・・つまりこれも質素。
(アウランゼブの息子が母のために建てた廟とのこと。)

こじんまりとしてますが、きれいなスーパーもあったりして楽しく滞在できました!
明日はアジャンタ行きです~


アジャンタもエローラ同様石窟群なのですがエローラが巨大な彫刻で有名なら、
アジャンタは壁画。特に唯一古代仏教絵画が未だ現存している石窟とのこと。
ひんやりとした窟の中には劣化防止のためか効果的にライトが
ともされていて、壁画や彫刻をより神秘的に見せてくれます。

坂道や階段が辛い人たちを手作りっぽいカゴに乗せて4人のおじさんたちが
約30の石窟をまわってくれるサービスがあります。(有料です!400Rs.とか・・・)
わたしたちはもちろん全部歩いてまわりましたよん。


息子よ!お前にとっては遺跡などつまらんかったかもしれんが
素晴らしいものを見ることができたんだぞ!幸せに思えよ~感謝せぇよ~
としきりに思う母でした・・・。

上記エローラとアジャンタはどちらも世界遺産だそうです!

これから最寄の鉄道駅のあるジャルガオンというところに1泊して
次の目的地ウダイプールに向かいます~
すみませんがまだまだ続きます・・・。
by duckbill23 | 2008-05-14 00:26 | 旅行記
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